【テンプレート付】プロが使うホームページのプロフィールの書き方!

ホームページに載せる自身のプロフィールに何を書けばいいか悩んでいませんか?

名前と簡単な経歴だけを載せているプロフィールをよく見ますが、正直もったいないです。プロフィールは作り方次第で、クライアントや検索エンジンに良い影響を与えることが可能だからです。

是非この機会に、評価を得るプロフィールが作成できるようになればと思います。

コピペできるプロフィールのテンプレートも用意しています。まずテンプレートから見たい方は、次のボタンを押してください。

目次

ホームページにプロフィールを載せるべき理由

ホームページに載せるプロフィール

プロフィールの作り方の前に、なぜホームページのプロフィールが重要なのか解説します。

クライアントに親近感を与える

偶然知り合った人と出身校が同じで、話が盛り上がり、ぐっと距離が近づいた経験はありませんか?

自分と属性が似ている、例えば、出身地・学歴・部活・趣味・容姿・得意分野・性格などの影響で好意的に感じる状態を「類似性バイアス」といいます。

また、高学歴や難易度の高い資格を保有している方をなんとなく凄そうと思ってしまう「権威バイアス」もあります。

自身の経歴・経験を公開することで、クライアントや協業相手、就活生、メディアなどの集客したい相手のリード獲得に繋げることができます。

ただ経歴をつらつら書くのではなく、目的にあわせたターゲットにアピールポイントを伝える自己PRと考えて書いてみると良いでしょう。

検索エンジン評価に関わる権威性と信頼性を高める

ホームページのプロフィールは、検索エンジンの上位表示にもプラスの効果があります。

近年のSEOは「E-E-A-T」と呼ばれる評価基準が設けられており、プロフィールは権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)に影響を与えます。

Google の自動システムは、さまざまな要因に基づいて優れたコンテンツをランク付けするように設計されています。(中略)
どのコンテンツが、エクスペリエンス(Experience)、高い専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)、すなわち E-E-A-T の面で優れているかを判断するための要素の組み合わせを特定します。

引用:有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成|Google検索セントラル

ホームページに載せるプロフィールは、訪問者に自分の経歴や専門性を示す機会です。SEO対策の一環でプロフィールを充実させましょう。

SNSのフォロワー獲得に繋がる

プロフィールにSNSアカウントを掲載することで、SNSのフォロワーや閲覧数の増加に繋がります。

SNSのフォロワーとして関係ができれば、継続的な営業活動が行えるために顧客の囲い込みに繋がるでしょう。

ホームページのプロフィールに載せるべき情報

プロフィールにき基本情報を載せるスタッフ

ホームページのビジネスプロフィールに掲載するべき情報を解説します。

名前

名前は、訪問者があなたを認識しやすくするための基本情報です。ビジネスプロフィールの場合、フルネームを使うことで、信頼性を高めることができます。

ワールドリンク

SNSでビジネスネームを使っている場合、それを使うのもOKです。

所属会社・団体

現在所属している会社や団体の名前を記載します。これにより、あなたがどのような立場で活動しているのかが明確になります。

連絡先(メールアドレス、電話番号)

連絡先を明記することで、訪問者があなたに直接コンタクトを取る手段を提供します。ビジネスの連絡先を掲載することが一般的ですが、プライバシーに配慮して選択することが重要です。

SNSアカウントのリンク

SNSリンクは、訪問者にあなたの最新情報や活動状況を提供する手段として有効です。LinkedInやTwitter、Instagramなど、ビジネスに関連するアカウントのリンクを載せましょう。

SNSとホームページは切り離して運用するのはなく、連動させるイメージでいるといいでしょう。

経歴

過去の職歴や学歴、重要なプロジェクトへの関与などを記載することで、信頼性をアピールできます。

経歴は、履歴書のように箇条書き形式で書くのがおすすめです。

経歴のサンプル
  • 20XX年 株式会社ABCに入社し、旅行メディア『Travel Times』の執筆・運営を5年間担当
  • 20XX年 独立し、フリーライターとして活動を開始。雑誌やオンラインメディアに記事を寄稿する傍ら、ライティングセミナーを開催し、業界の若手育成に努める
  • 20XX年 〇〇株式会社を創業。コンテンツ制作とメディア運営の両輪で事業を展開し、クライアントのブランド価値向上をサポート

専門分野・得意分野

ビジネスに関する得意分野や専門的なスキルをリストアップします。経歴と併せて権威性をアピールするために有効です。

過去のプロジェクト・成果物

自身が関わったプロジェクトや成果物を示せる場合は、示すことをおすすめします。

特にデザイン系の場合は、ポートフォリオの一部を掲載し、詳しくは別のページに内部リンクすると良いでしょう。

成果物が対外的に示しにくいビジネスモデルの場合は、お客様の声や実績にリンクさせると良いでしょう。

資格や受賞歴

資格や業界での受賞歴は、あなたの能力と信頼性を裏付ける重要な要素です。特に業界内で認知された資格や賞は、プロフィールの権威性を高めます。

写真

プロフィール写真は、訪問者に親しみやすさを与えるだけでなく、信頼性の向上にも寄与します。

ホームページに載せる写真なので、プロのカメラマンに依頼して撮影することがおすすめです。

クラウドソーシングやココナラを使えばフリーランスのカメラマンに3,000円~10,000円程度でお願いできるので、活用すると良いでしょう。

自己紹介文

ビジネスプロフィールは、温度のない文章になりがちです。だからこそ、人間味のある血の通った自己紹介をフリーフォーマットで作成することが大切です

人間味のある話し言葉で記載することで、クライアントとの精神的な距離を近づけることになります。

趣味やパーソナルな情報を記載することで、訪問者に人間的な一面を見せることができます。これにより、親しみやすさを感じてもらえることがありますが、ビジネスプロフィールの場合は慎重に選びましょう。

ホームページに載せるプロフィールのテンプレート

ホームページプロフィールのテンプレート

コピペ可能なプロフィールのテンプレートを3種類ご提供します。状況にあわせてお使いください。

シンプルでわかりやすいプロフィール例

項目内容
名前山田 太郎
職業ウェブデザイナー
所属XYZ株式会社
専門分野UI/UXデザイン、フロントエンド開発
資格Webデザイナー検定1級
自己紹介10年以上の経験を持つウェブデザイナーです。ユーザー中心のデザインを心掛けています。
連絡先email@example.com
SNSLinkedIn
<table>
  <tr>
    <th>項目</th>
    <th>内容</th>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>名前</strong></td>
    <td>山田 太郎</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>職業</strong></td>
    <td>ウェブデザイナー</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>所属</strong></td>
    <td>XYZ株式会社</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>専門分野</strong></td>
    <td>UI/UXデザイン、フロントエンド開発</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>資格</strong></td>
    <td>Webデザイナー検定1級</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>自己紹介</strong></td>
    <td>10年以上の経験を持つウェブデザイナーです。ユーザー中心のデザインを心掛けています。</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>連絡先</strong></td>
    <td>email@example.com</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>SNS</strong></td>
    <td><a href="https://www.linkedin.com/in/yourprofile">LinkedIn</a></td>
  </tr>
</table>

詳細な情報を盛り込んだプロフィール例

項目内容
名前鈴木 花子
職業デジタルマーケター
所属ABCマーケティング
専門分野SEO、コンテンツマーケティング、SNS広告
資格Google Analytics個人認定資格、マーケティング検定2級
経歴– 2015年〜2018年: DEF株式会社でSEOスペシャリストとして勤務
– 2018年〜現在: ABCマーケティングでデジタルマーケターとして活動
受賞歴2020年 デジタルマーケティングアワード最優秀賞
自己紹介デジタルマーケティングの分野で8年以上の経験を持ち、多数の成功事例を有しています。特にSEOとコンテンツマーケティングを得意としています。
連絡先hanako@example.com
SNSTwitter, LinkedIn
過去のプロジェクト– XYZプロジェクト: オーガニックトラフィックを50%増加
– LMNキャンペーン: コンバージョン率を30%向上
<table>
  <tr>
    <th>項目</th>
    <th>内容</th>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>名前</strong></td>
    <td>鈴木 花子</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>職業</strong></td>
    <td>デジタルマーケター</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>所属</strong></td>
    <td>ABCマーケティング</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>専門分野</strong></td>
    <td>SEO、コンテンツマーケティング、SNS広告</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>資格</strong></td>
    <td>Google Analytics個人認定資格、マーケティング検定2級</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>経歴</strong></td>
    <td>
      <ul>
        <li>2015年〜2018年: DEF株式会社でSEOスペシャリストとして勤務</li>
        <li>2018年〜現在: ABCマーケティングでデジタルマーケターとして活動</li>
      </ul>
    </td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>受賞歴</strong></td>
    <td>2020年 デジタルマーケティングアワード最優秀賞</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>自己紹介</strong></td>
    <td>デジタルマーケティングの分野で8年以上の経験を持ち、多数の成功事例を有しています。特にSEOとコンテンツマーケティングを得意としています。</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>連絡先</strong></td>
    <td>hanako@example.com</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>SNS</strong></td>
    <td><a href="https://twitter.com/yourprofile">Twitter</a>, <a href="https://www.linkedin.com/in/yourprofile">LinkedIn</a></td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>過去のプロジェクト</strong></td>
    <td>
      <ul>
        <li>XYZプロジェクト: オーガニックトラフィックを50%増加</li>
        <li>LMNキャンペーン: コンバージョン率を30%向上</li>
      </ul>
    </td>
  </tr>
</table>

個人事業主向けのプロフィール例

項目内容
名前佐藤 健
職業フリーランスライター
専門分野テクノロジー、ビジネス、ヘルスケア
経歴– 2012年〜2016年: GHI出版社で編集者として勤務
– 2016年〜現在: フリーランスライターとして活動
資格日本ライター協会認定ライター
自己紹介フリーランスライターとして、テクノロジーやビジネス、ヘルスケア分野の記事を執筆しています。読者に価値を提供するコンテンツ作りを心掛けています。
ビジョン・ミッション情報を通じて人々の生活を豊かにすること
連絡先sato@example.com
SNSBlog, Twitter
メディア掲載歴– 「テックマガジン」2020年8月号
– 「ビジネスニュース」2021年5月号
<table>
  <tr>
    <th>項目</th>
    <th>内容</th>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>名前</strong></td>
    <td>佐藤 健</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>職業</strong></td>
    <td>フリーランスライター</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>専門分野</strong></td>
    <td>テクノロジー、ビジネス、ヘルスケア</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>経歴</strong></td>
    <td>
      <ul>
        <li>2012年〜2016年: GHI出版社で編集者として勤務</li>
        <li>2016年〜現在: フリーランスライターとして活動</li>
      </ul>
    </td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>資格</strong></td>
    <td>日本ライター協会認定ライター</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>自己紹介</strong></td>
    <td>フリーランスライターとして、テクノロジーやビジネス、ヘルスケア分野の記事を執筆しています。読者に価値を提供するコンテンツ作りを心掛けています。</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>ビジョン・ミッション</strong></td>
    <td>情報を通じて人々の生活を豊かにすること</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>連絡先</strong></td>
    <td>sato@example.com</td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>SNS</strong></td>
    <td><a href="https://yourblog.com">Blog</a>, <a href="https://twitter.com/yourprofile">Twitter</a></td>
  </tr>
  <tr>
    <td><strong>メディア掲載歴</strong></td>
    <td>「テックマガジン」2020年8月号, 「ビジネスニュース」2021年5月号</td>
  </tr>
</table>

ホームページに載せるプロフィールのテクニック

デスクトップでコードを表示

ここまで解説した内容で十分ですが、さらにプロフィールの効果を高めるためのポイントについて解説します。

ここからは難易度が上がるため、よくわからない方はお抱えのWEB業者に相談することをおすすめします。

構造化データマークアップの活用

プロフィールページに構造化データのマークアップを施すことで、検索エンジンに対して明確な情報を提供できます。

構造化データマークアップとは、HTMLで構成された単語や文章に意味を持たせるために特定の情報を記述し、検索エンジンが理解しやすい形式でウェブページ上の情報を整理する手法です。

例えば、「ワールドリンク」という言葉を通常のHTMLで記述した場合、クローラーにはただの文字列として認識されます。「ワールドリンク」という言葉に「社名」を紐づけると、その文字列が社名であることをクローラーに認識させることができます。

Schema.orgの「Person」や「Organization」タイプを使用することで、名前や経歴、役職などの情報を構造化できます。これにより、検索エンジンがあなたのプロフィールをより正確に理解し、検索結果に反映させることが可能です。

構造化データの実装が済んでいるかGoogle Search Consoleの構造化データテストツールで確認できます。

実装手順:
  1. Schema.orgのタイプ選択: 個人の場合は「Person」、企業の場合は「Organization」を選択します。
  2. 必要なプロパティの定義: 名前(name)、職業(jobTitle)、所属組織(affiliation)など、必要な情報を定義します。
  3. マークアップの記述: JSON-LD形式でマークアップを記述し、ページの<head>セクション内に挿入します。

マークアップ例(Personの場合)

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Person",
  "name": "山田 太郎",
  "jobTitle": "ウェブ開発者",
  "affiliation": "XYZ株式会社",
  "url": "https://example.com",
  "sameAs": [
    "https://www.linkedin.com/in/yourprofile",
    "https://twitter.com/yourprofile"
  ]
}
</script>

プロフィールボックスの設置

ビジネスプロフィールのページとは別に、ブログ記事などのコンテンツページには「執筆者」「監修者」等のプロフィール情報を入れるのがおすすめです。

簡単な著者紹介や関連する資格情報を掲載することで、各コンテンツページでも権威性をアピールできます。

プロフィールボックスは、各ブログ記事のフッターに挿入し、詳しいプロフィールに内部リンクで飛ばすように設計することがおすすめです。

プロフィールを載せる際の注意点

タイピングする手のアップ

信憑性を保つための情報の厳選

プロフィールに記載する情報は、信頼性を保つために慎重に選ぶ必要があります。誤解を招く情報や過剰なアピールは、逆に信頼を損なう可能性があります。

もちろん虚偽の情報はご法度です。信頼を失いかねないため正しい情報を掲載しましょう。

定期的な更新の重要性

プロフィールは一度作成して終わりではなく、定期的に更新することが重要です。経歴の変化や新たな資格の取得など、常に最新の情報を提供することで、信頼性を維持します。

1年に1回など、経歴を見直して必要に応じて更新しましょう。

プライバシーと信頼性のバランス

個人情報をどこまで公開するかは、プライバシーの観点から慎重に考える必要があります。

特に連絡先やプライベートな情報については、信頼性とプライバシーのバランスを取ることが大切です。

特に自宅で登記している方の場合、住所を掲載するか慎重に検討しましょう。

まとめ

ホームページのプロフィールについて見てきましたが、いかがだったでしょうか。何を掲載すべきか理解できたかと思います。

ビジネスにおいて信頼感は収益を左右する重要な要素です。プロフィールの充実は信頼感に直結するため、ホームページの中でも重要な要素です。また検索エンジン評価に関わるE-E-A-Tに影響するため、SEO対策としても有効です。

記事の中で「構造化データマークアップ」「プロフィールボックスの設置」などテクニカルな点にも触れているため、自社で対応できない場合は専門家に依頼して実装するといいでしょう。

上原翔 写真

執筆監修者 上原 翔

株式会社ワールドリンク 代表取締役
1989年8月6日生まれ、東京都練馬区出身。20代前半にインターネットマーケティングを開始。その後、2017年に同社創業、代表取締役に就任。100以上の法人サイトの運営をサポートしている。

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